フランス語勉強

【フランス語初級者必見】冠詞を攻略【パート2 特定する冠詞】

こんにちは。まったり温泉です。今回は前回に引き続き冠詞の使い分けをやっていきたいと思います。今回の冠詞は特定された名詞に付ける冠詞です。

特定する冠詞

特定する冠詞とは、すでに会話や文章に出てきている名詞や、会話の相手と共通認識がある名詞を表現する場合に付ける冠詞になります。

使われる冠詞は

  • le la les

です。

使い方

ステップ1 特定されたものであるかの判断

特定される場合というのは以下のようなものがあります。

  • 唯一無二もの
  • 会話の中で相手との共通認識があるもの

まずこれらに当てはまっているかを確認します。

ステップ2 可算か不可算か

  • 不可算名詞 le la
  • 可算名詞 le la les

不可算名詞の場合は問答無用で le か laです。

  • La voix de mon père est douce. 私の父の声は優しいです

不可算名詞の場合はles は使えないのは感覚的にわかると思います。数えられないのに無数の個体をイメージさせるlesは違和感がありますよね。

ステップ3 1個か1個以上か

一方で、可算名詞の場合はle la les のどれも使われる可能性があります。それを分けるのは非常に簡単で、単純にそれが一個なのか複数なのかで判断します。

  • J’ai vu le président français フランス大統領に会った
  • J’ai regardé les matchs internationaux de basket バスケットボールの国際試合を見た

一つ目は、フランス大統領は現在進行形で一人しか存在しないので、万人の共通認識として特定された名詞として定冠詞を使っています。

二つ目は、発話者が複数の試合を見たことを伝えたい、且つ、バスケットボールの試合というワードが会話の文脈から想像できて特定されている場合です。

まとめ

特定された名詞に付ける定冠詞は

  • le la les

選択手順は

  • 特定されているかどうか
  • 可算か不可算か
  • 単数か複数か

になります。会話中に判断して使い分けるようになるには頭の中でのイメージと定冠詞を瞬時に結び付けるトレーニングが必要ですが、会話の練習をしながら自然に身に着けていけるのがベストですね。

皆さんの学習の参考になれば幸いです。

次回は冠詞の最終回、特定されていない冠詞をやっていきます。そちらも参考になれば嬉しいです。