フランス語勉強

【フランス語初級者必見】冠詞を攻略【パート3 特定しない冠詞】

こんにちは、まったり温泉です。これまで「総称」「特定する冠詞」を紹介してきました。今回は最終回の「特定しない冠詞」です。

特定しない冠詞

 特定しない冠詞のイメージは、「無数に存在する物や事柄のうち、①どれでもいいから一個、②複数個、③一部分を選択する」感じです。

 使われる冠詞は

  1. un /une
  2. des
  3. du /de la

 会話の中では、まだお互いに認識を共有しあっていないものや特にこれだというものがないときは、これらの冠詞を使います。

  • Je mange un gâteau (私はケーキを(ひとつ)食べる)
  • Je mange des gâteaux(私はケーキを(複数個)食べる)
  • Je mqnge du gâteau(私はケーキを(一部)食べる)

 un や des は輪郭がある物体をイメージを想起します。

 一方で du や de la は物の一部分をイメージさせる冠詞です。フランス語では、「何か飲み物を飲む」と言う場合、飲み物の一部を飲む、というようなイメージで話します。

un のケーキは一切れのケーキだったり、ホール丸ごとだったりと状況によって変わってきます。状況が曖昧な場合は une tranche de gâteau と一切れをはっきりさせることものできます。

des は複数あるケーキうち2つだったり、3つだったりを指します。

du はケーキ全体の一部分で、その部分がまだイメージとして曖昧な時に使います。

まとめ

どの冠詞を選ぶかは、正直話者のイメージによるところが大きいです。絶対的にこれであると決まる場合もありますが、やはり主観によってしまうところは否めないと思います。間違いを恐れずに冠詞を使っていきましょう。

冠詞を選ぶうえで、私は以下のような思考手順を取っています。

おわりに

3回にわたって、冠詞についての記事を書いてきましたが、あくまで初学者向けにわかりやすく説明しました。実際のところ、いろんな論文や書籍を見ていても、様々な解釈があり非常に複雑な分野なので、ドツボに嵌って先に進めなくなるよりも、さらさらっと理解して次に進んだ方が私としてはいい気がします。

参考になれば幸いです。

おわり