語源でフランス語

語源でフランス語 No.1

どんな言語を学ぶ時でも、その成り立ちと一緒に覚えることで記憶が定着しやすくなると言われていますね。どうしてこの単語がこんな意味を持つのでしょうか?そんな身近な疑問を解決していきたいと思います。

『殻』を意味する coquille が『誤植』?

卵や貝、クルミなどの『殻』全般を表す coquille ですが、辞書で調べると、laisser passer une coquille 「誤植を見落とす」という意味の用法がありました。

『誤植』と『殻』がどういう関係があるのでしょうか。

説1 ある記者による綴りミス

フランスの議会で卵の大きさの分類について議論した際、その議題についての記事を担当したある記者が卵の『殻』を coquille 書かなければいけないところ、「q」を書き忘れたため、汚い言葉(mot grossier)になってしまいました。このことから、coquille を文字の誤植を意味するとされるようになったと言われています。

ちなみに、coquille から「q」を除くと、couille 、つまり俗にいう男性の「金玉」を表す単語になります。

使い方としては、

Je m’en bats les couilles (どうでもいい!興味ない)

Tu me cacce les couilles(君が煩わしい、イライラするよ)

といった使われ方をします。いずれも汚い言葉なので使うときは注意が必要です。

以下のサイトでは、リオン周辺とヴォージュ周辺の人の caccer les couilles の発音が効けます。全部聞きましたが、正直あまり違いはなさそうな気がします。

https://fr.wiktionary.org/wiki/casser_les_couilles

説2 印刷版を卵の白身で洗っていたことに由来する説

昔は活版印刷版を卵の白身で洗っていたそうです。その際に誤って付着した卵の殻が文字入力の邪魔をしたことで文章の『誤植』が発生したそうです。

説3 聖地巡礼に由来する説

スペインのガリシア州にあるサン・ジャック・コンポステル( Saint-Jacques-de-Compostelle)は聖地巡礼でとても有名な地ですね。聖地巡礼というと、自らの過ちを浄化するという意味合いもありますね。そして、Saint-Jacaues と言えば、ホタテを表す coquille Saint-jacques で、この聖地巡礼のシンボルでもあります。このことから「過ち」=『殻』が結びついて、『誤植』を意味するようになったともいわれているそうです。

まっペン
まっペン

皆さんはどの説を推しますか?私は、説1が人に紹介していて面白いと思ったので、今後は説1を推していきたいです。

ここまで読んでいただいてありがとうございます。今後もこんな感じで、フランス語の語源や豆知識を紹介していきたいと思います。

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